16時間断食を1年半続けた話|かなり痩せたけどお勧めしない理由

坊主の本音

あらかじめお伝えしておきます。
この記事は、
私自身の経験に基づく話です。

研究の総括でも、
医学的な結論でもありません。
そのつもりで
読んでいただければと思います。

私は以前、
16時間の断食を
1年半ほど続けていました。

結果から言うと、痩せました。
体脂肪はかなり減りました。

それでも今、
人に勧めることはありません。

始めたきっかけ

今ほど体の知識がなかった頃です。

一冊の本がきっかけでした。
動画でもいろいろな方が
効果的だと話していました。

当時はデスクワーク中心の
仕事をしていたので、
手軽に始められる健康法だと
感じたのを覚えています。

食べる時間を決めるだけ。
運動を増やすわけでも、
何かを買うわけでもない。

そう思って始めました。

やっていたこと

内容はシンプルです。

16時間は水だけで
何も食べない。
残りの8時間は
何を食べてもいい。

「何を食べてもいい」と
言われても、
そもそも一度にたくさん
食べられる体質ではありません。

結果として、
普段より少し多いくらいの量を
食べていました。

タンパク質は意識して
摂るようにしていました。
トレーニングもしていたからです。

1年半後の体

体脂肪は、はっきりと減りました。
体は確実に細くなりました。

ただ、鏡に映っていたのは
思い描いていた体では
>「ガリガリ」という表現が
いちばん近い状態でした。

脂肪が落ちただけでなく、
筋肉もかなり減っていたのです。

トレーニングは続けていました。
それでも、減りました。

今なら、理由が説明できます

当時は分かりませんでしたが、
あとから学んで
腑に落ちたことがあります。

① 糖質が足りていなかった

タンパク質を意識して食べると、
それだけで満腹感が出ます。

結果として、
糖質や脂質を
しっかり食べられていませんでした。

糖質が不足すると、
体は別のところから
エネルギーを作ろうとします。
そのひとつが筋肉です。

② 空腹の時間が長すぎた

食べない時間が長く続くと、
体は筋肉を分解して
エネルギーに変えていきます。

16時間という設定は、
その時間を
毎日つくっていたことになります。

③ 毎日カロリーが足りていなかった

食べる時間を8時間に絞ると、
意識しなくても
総量は減ります。

体重が落ちたのは当然でした。
ただ、落ちてほしくないものまで
落ちていたということです。

→ 食べていないのに痩せない6つの理由|隠れカロリー・代謝・睡眠まで整理して解説

「プチ断食は痩せますか」と聞かれたら

実際に会員さんから
聞かれたことがあります。

そのとき、こうお答えしました。

「体重は減ります。
ただ、体が全体的に
細くなっていってしまうので、
目指している体になるのは
難しいと思います」

痩せるかどうかと、
望む体になるかどうかは
別の話です。

私自身が、
それを1年半かけて
確かめてしまいました。

今、私が大切にしていること

拍子抜けするほど
オーソドックスです。

・一日の総カロリーを整える
・栄養素のバランスを意識する
・毎食、タンパク質を摂る

これ以上のことは
していません。

目新しさは何もありませんが、
今のところ
これがいちばんだと考えています。

→ タンパク質は1日どれくらい必要?摂取量の目安と摂り方

新しい情報が魅力的に見える理由

ここは正直に書きます。

昔から良いとされてきた生活を、
できる範囲で取り入れる。
結局はそこに
戻ってくると思っています。

ただ、それが分かっていても
目新しい方法の方が
効果的に見えてしまう。
その気持ちも、よく分かります。

私も、そうでした。

「バランスよく食べましょう」より
「16時間食べない」の方が、
何かが変わりそうに感じたのです。

特別なことをしている感覚が、
安心につながっていたのだと思います。

その気持ちを否定するつもりは
ありません。
ただ、遠回りになることは
あります。

最後に

繰り返しになりますが、
これは私の経験の話です。

断食そのものを
否定しているわけではありません。
医師の指導のもとで
行っている方もいます。

私が言えるのは、
自分が1年半やってみて、
望んだ体にはならなかった
ということだけです。

そして今は、
すべての方に
一日三食をバランスよく
食べることをお勧めしています。

遠回りをして分かったことなので、
あの1年半が
無駄だったとは思っていません。

ただ、同じ道を通らなくても
いいとは思います。

→ 「食べなければ痩せる」は間違い——リバウンドしない本当のダイエットに必要な4つのこと

→ トレーニングだけでは痩せません|運動と食事の役割の違い

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※持病のある方、服薬中の方、
妊娠中の方は、
食事の方法を変える前に
必ず医師にご相談ください。
この記事は診断や治療に
代わるものではありません。

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