最近、フィットネス業界のSNSを見ていると、どうしても気になる傾向があります。
それは「最初の数秒でインパクトを与えようとするあまり、必要以上に強い言葉が使われるようになっている」ということです。
「絶対にやめて!」
「これをすると体を壊します」
「まだ〇〇やってるの?」
こうしたキャッチーな言葉が並ぶ投稿は、確かに注目を集めやすいかもしれません。
しかし、その裏側には、トレーナー同士が“自分の知識の優位性”を示そうとする空気があり、ちょっとしたマウントの取り合いのように感じてしまうことがあります。
もちろん、トレーナーが自分の専門性を発信すること自体は素晴らしいことです。僕自身も学びや経験を伝えることは大切だと思っています。
ただ、問題なのは、“インパクトを優先するあまり、オーソドックスで基礎的なトレーニング方法が必要以上に否定されてしまっている”という点です。
結果として、情報が錯綜し、初心者が運動を始めるためのハードルがどんどん高くなってしまっていると感じます。
「どの情報を信じたらいいの?」
「間違えたら体を壊すの?」
「完璧にやらないといけないの?」
そんな不安が増幅されてしまうのは、本当に良くないことだと思っています。
僕が伝えたいことはいたってシンプル。
運動は、そこまで難しいものではありません。
フォームは確かに大事ですし、怪我の予防のためにも正しい知識は必要です。
でも、初心者が最初の一歩を踏み出す段階では、完璧である必要なんてありません。
特殊なトレーニングも、複雑なエクササイズも、最初から覚える必要はありません。
まずは、体を動かしてみること。
これが何よりも大切なんです。
ウォーキングでも、自重のスクワットでも、軽くストレッチするだけでもいい。
「これならできそう」と思える小さな一歩を、どうか恐れず踏み出してほしい。
トレーニングのレパートリーを増やしたり、フォームを細かく意識したりするのは、運動に慣れてからで十分です。
筋肉の使い方や姿勢のクセは、続けていくうちに自然と見えてきます。
そこから改善しても全く遅くありません。
「運動って思っていたよりシンプルで気持ちいい」
と感じてもらいたい。
大事なのは“最初の一歩”。
それは決して、完璧なフォームや特別なやり方である必要はありません。
まず動いてみる。
その小さな行動が、自分の健康を守る大きな力になります。
難しく考えすぎず、気軽に、ゆっくり始めてみてください。
あなたの一歩を応援しています。


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