どうも。坊主トレーナーなべさんです。
筋トレが好きで、身体が変わる楽しさや達成感を知っている人ほど、
「トレーニング最高!だからトレーナーになりたい!」
と思う気持ち、すごくよく分かります。
でも、これだけは最初に強く伝えたい。
トレーナーは“自分が筋トレする仕事”ではありません。
人に筋トレをしてもらう仕事です。
「たくさん食べるのが好きだからシェフになりたい!」
というのと同じくらい、実はちょっと矛盾した考え方なんです。
忙しいトレーナーほど、自分のトレーニング時間がなくなる
トレーナーの仕事は、思っている以上に体力を使います。
- フォームを見る
- 声を出して励ます
- 器具の準備・片付け
- 次のメニューを考える
- 予約管理・連絡対応
これを1日に何本もこなすと、
夜には自分のトレーニングをする気力が残らない日もあります。
忙しくなるほど、
自分のトレーニング時間や体力は削られます。
「筋トレしたいからトレーナーになりたい」人ほど、
このギャップに驚くはずです。
“筋トレが好き” だけでは、人には教えられない
トレーニングを指導するということは、
- 解剖学
- 栄養学
- 姿勢評価
- 動作分析
- 負荷設定
- コンディショニング
こういった専門知識が必須です。
“自分ができること”と“人にできるように説明すること”は別次元。
フォーム指導もただ「こうしてください」ではなく、
相手の体の癖・弱点・使いやすい言葉に合わせて
伝えなければ伝わりません。
そして、人に教えることは想像以上に疲れます。
筋肉ではなく脳みそがパンパンになります。
それでも、やっぱりトレーナーは最高の仕事
それでもこの仕事が好きな理由がある。
クライアントの喜びが、自分の喜びよりも嬉しい瞬間があるからです。
- 「痛みが消えた」
- 「見た目が変わった」
- 「自信がついた」
こういう言葉をもらった時は素直にすごく嬉しい。
これは筋トレ好きとか関係なく、
人の変化に心からワクワクできる人だけが感じられる喜びです。
まとめ:筋トレ好きは“入り口”に過ぎない
筋トレが好きという気持ちは素晴らしい。
だけど、それはあくまでトレーナーという世界の入り口です。
向いているのは、
- 自分より相手の変化に感動できる人
- 体より頭を使う努力もいとわない人
- 専門知識を真面目に学び続けられる人
- 人の努力を尊重できる人
こういう人たちです。
筋トレが好きなだけでは務まりません。
でも、“人の人生を変えるサポートがしたい”と心から思えるなら、
これほどやりがいのある仕事はありません。

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