デスクワークとヒールで腰が痛い|体の緊張をゆるめたら変わった20代女性の話

ヘルスケア

腰が痛いとき、
まず何をするでしょうか。

ストレッチを調べる。
腹筋を鍛えようとする。
湿布を貼る。

ただ、腰痛の多くは
検査をしても
はっきりした原因が
見つからないと言われています。

そういう腰痛は、
体そのものよりも
生活の中に原因があることが
少なくありません。

実際にあった例を
お話しします。
ご本人の許可をいただいています。

入会の目的は、腰痛ではありませんでした

20代の女性です。
社会人になったばかりで、
人前に出る機会が多いお仕事。
体を引き締めたいという目的で
来られました。

腰痛の話が出たのは、
雑談の中でした。

ご本人にとっては
相談するほどのことでもない、
という感覚だったのだと思います。

スクワットで気づいたこと

動作を見ていて、
気になる点がありました。

しゃがむ動作でも、
股関節から曲げる動作でも、
腰が過度に反っていたのです。

「しゃがんだとき、
腰が痛くないですか」

そう聞くと、痛いとのことでした。

腰まわりに触れてみると、
かなり硬くなっていました。
ここで確信に近づきました。

雑談から見えてきたこと

お話を伺っていくと、
いくつか条件が重なっていました。

・仕事でヒールを履くようになった
・接客の日は一日中歩き、
・事務の日は一日中座っている
・職場で気を使う場面が多い

特に最後の点です。

先輩が忙しそうで話しかけづらい。
質問するタイミングを
いつも見計らっている。
気づくと体に力が入っている。

そんな話をしてくださいました。

私も新卒で営業をしていた頃、
同じような経験がありがありました。
その話をしながら聞いていたら、
いろいろと話してくださいました。

お伝えしたのは、2つだけです

この方の場合、
体の器官そのものは
まだ回復力が高い年代です。

であれば、
緊張をゆるめることができれば
変わるのではないか。
そう考えました。

それと、
新しい習慣を増やしすぎないこと。
続かなければ意味がないので、
すぐできることに絞りました。

① 湯船に浸かる

シャワーで済ませず、
湯船に浸かること。

体の緊張がゆるむだけでなく、
気持ちの緊張もほどけます。
リラックスに関わる神経が
働きやすくなります。

副交感神経を優位にするリラックス習慣

② 腰をゆるめて、深く呼吸する

反った状態が続いていたので、
その逆をつくる時間を
持ってもらいました。

腰をやわらかく丸めた姿勢で、
深い呼吸を繰り返す。
それだけです。

⚠️ この方法は、
すべての方に当てはまりません。
理由は後述します。

翌週、報告してくれました

次のセッションのときでした。

「最近、腰があまり痛くないんです。
こんな簡単に変わるなんてびっくりです!」

嬉しそうに話してくれました。

正直に言うと、
私も嬉しかったです。
見立てが合っていたということなので。

そして思わぬ効果もありました。

しゃがむ動作での腰の負担が減ったので、
トレーニングの強度を
上げられるようになったのです。
本来の目的だった
体づくりの方も進み始めました。

同じパターンの方は、他にもいます

この方だけの話ではありません。

国家試験の勉強をされている
会員さんがいます。
座っている時間が長く、
今年受かるかどうかという不安を
抱えていました。

やはり腰まわりが
緊張していました。

同じような指導をしたところ、
以前と比べて痛みが出なくなったと
聞いています。

座っている時間が長く、
気を張る状況が続いている。

このパターンの腰痛は、
決して珍しくありません。

ただし、合わない方がいます

ここが重要な部分です。

腰をゆるめて丸める方法は、
次のような状態の方には
適していません。

・腰椎椎間板ヘルニア
・腰椎分離症
・腰椎すべり症
・重度の骨粗しょう症

これらの場合、
腰を丸める動作そのものが
負担になったり、
避けるべき動きだったりします。

また、猫背で骨盤が
後ろに倒れているタイプの方も、
さらに丸めることで
痛みが出る可能性があります。

自分がどのタイプかを
自己判断するのは避けてください。

間違えると、
今より悪くなることがあります。

腰痛の対処法は人によって違います|効く人と悪化する人がいます

受診の目安

次の場合は、
自分で対処する前に
医療機関を受診してください。

・脚にしびれや痛みが広がる
・安静にしていても痛む
・特定の動作で毎回鋭い痛みが走る
・数週間以上続いている

体だけを見ていたら、気づけませんでした

この方の腰痛は、
ヒールだけが原因でも、
座り時間だけが原因でも
ありませんでした。

そこに
「常に気を張っている」という
状態が重なっていました。

もし雑談をしていなければ、
私はストレッチを増やす方向で
考えていたかもしれません。
それでは、たぶん
ここまで変わらなかったと思います。

腰の痛みだからといって、
原因が腰にあるとは限らない。
そう感じた出来事でした。

最後に

思い当たることがあれば、
まず湯船に浸かってみてください。
それだけでも、
変わる方はいます。

ただし、
痛みが強い場合や
長く続いている場合は、
自己判断せず
専門家に見てもらってください。

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※この記事は診断や治療に
代わるものではありません。
症状のある方は必ず
医療機関にご相談ください。

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