日本人女性は痩せ願望が強すぎる?BMIと健康から考える「本当に美しい体」

ヘルスケア

「細い=きれい」
「体重が軽いほど美しい」
そんな価値観がSNSにも街中にも
あふれています。
その基準は、本当に正しいのでしょうか。

BMIでは「普通体重」なのに、まだ太いと感じてしまう

体型を考える指標のひとつにBMIがあります。

18.5未満が「痩せ」、
18.5〜25未満が「普通体重」
とされています。

ここで注目したいのは、
普通体重とされる範囲が
思っているより広いという点です。

数値としては健康的なのに、
気持ちのうえでは
「まだ足りない」と感じてしまう。
今の価値観の歪みは、
このあたりにあるように思います。

数値に問題がないのに「もっと細くしたい」

以前、ダイエットを目的に
通い始められた30代の女性がいました。

体組成を計測しても、
数値にはまったく問題がなく、
筋肉も適度についていて、
引き締まった体型でした。

それでもセッションのたびに
こう話されていました。

「もっと足を細くしたいんです」
「腕も細くしたいんです」

私はまず、BMIの適正な範囲について
お伝えするところから始めました。
そのうえで、目標にされている
インフルエンサーの体が
本当に健康的な状態なのか、
一緒に考える時間を取りました。

すぐに納得されたわけではありません。
何度か話を重ねるうちに、
「そこまで細くする必要は
ないのかもしれない」と
ご自身から口にされるようになりました。

私から見ても、
今の体型で十分に素敵です。
そのこともはっきりお伝えしました。

SNSが作り出す「理想の体」というフィルター

SNSに流れてくる体は、
極端に細い、骨格や体質に恵まれている、
撮り方や加工が工夫されている。
そうしたものがほとんどです。

毎日見ていると、
知らないうちに
「これが普通」と
脳が錯覚していきます。

ただ、そこに映っている体は
現実の平均ではありません。
見比べる相手を間違えると、
どこまで痩せても
足りない感覚は消えません。

痩せている=健康、とは限りません

痩せていること自体を
否定したいわけではありません。

ただ、疲れやすい、冷えやすい、
体調を崩しやすいといった変化は、
体に余裕がなくなっている
サインでもあります。

見た目が細くても
中身が元気でなければ、
それは本当に美しい体と
言えるでしょうか。

無理のない進め方については
リバウンドしないダイエット方法で詳しく書いています。

「健康的な状態」が美しさの土台になります

よく眠れている。
好きなものを楽しめている。
疲れにくく、よく動ける。
気分が安定している。

こうした状態を支えている体は、
数字だけ見ると
理想より重いかもしれません。

それでも私が思う美しい体は、
無理をして作った体ではなく、
生活を整えた結果として
出来上がった体です。

体重が動かない時期の意味は
食べていないのに痩せない理由でも触れています。

目指す先が変わると、やることも変わります

先ほどの女性は今、
細くすることではなく、
トレーニングを覚えることに
取り組んでいます。

いずれ私の手を離れて、
自分ひとりで運動を
続けていけるように。
卒業を見据えて、
種目を一つずつ
身につけているところです。

目標が「細くなること」から
「続けられるようになること」へ
移ったとき、
やるべきことも自然と変わりました。

「もっと痩せなきゃ」と思ったときに

それは本当に自分が望んでいる姿なのか。
それとも、どこかで刷り込まれた
理想なのか。

美しさに正解はありません。
ただ、健康を犠牲にしてまで
追いかける必要は、
きっとないはずです。

もし体型のことが頭から離れず、
食事や生活に支障を感じている場合は、
一人で抱えずに
医療機関に相談してみてください。

あなたが思う「健康的で美しい体」を、
一度考えてみていただけたらと思います。

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