「正しいフォームを教えること」の価値は下がっている|現場で感じている変化

坊主の本音

情報は、もう十分に手に入ります

SNSを開けば、
トレーニングの動画は
いくらでも出てきます。
内容の質も、以前より
確実に上がっています。

低価格で通えるジムも増えました。
どちらも選択肢として
まっとうなものだと思っています。
それで十分な方も、
実際にたくさんいらっしゃいます。

だからこそ最近は、
自分が何に対して対価を
いただいているのかを
考えるようになりました。

「これで合っているのかわからない」

動画を見ながら自己流で
続けてこられた方が
最初に口にされる言葉は、
だいたい同じです。

「本当にこのやり方で
合っているのかわからない」

知識が足りないのではありません。
むしろ、よく調べていらっしゃいます。
足りないのは、それが
自分の体に当てはまっているか
という確認だけです。

実際にお会いして、
「この動きはここの筋肉を
使う意識で、
あなたの場合はもう少し
こうしてみてください」
とお伝えすると、
その場で効いている感覚が変わります。

情報は誰にとっても同じですが、
体は一人ひとり違います。
その差を埋める作業は、
今のところ実際に見ないと
できません。

続かない理由は、知識不足ではありません

低価格のジムに通われていた方から、
よくうかがう話があります。

「安いぶん、今日は疲れているし
休もうと思ってしまう」

これは意志の弱さではなく、
仕組みの話だと思っています。
自分ひとりで決められる予定は、
どうしても後回しになります。

逆に、時間が決まっていて
待っている人がいる予定には、
体が向かいます。
続けるために本当に必要なのは、
情報よりもこの仕組みのほうです。

続かない原因については
ダイエットが続かない理由と対策でも詳しく書いています。

答えが簡単に手に入る時代に残るもの

これから先、知識を調べることも、
メニューを組み立てることも、
どんどん簡単になっていきます。

それでも残るのは、
その場にいて、その日の顔色を見て、
言葉をかける部分だと考えています。

そして何より、
その1時間を心地よく
過ごしていただけるかどうか。
最近は、ここにこそ
値段がついているのだと
感じるようになりました。

「また来週もお願いします」

自分の仕事がうまくいったと
感じるのは、
重量が伸びた日ではありません。

笑顔で帰っていかれたときと、
「また来週もお願いします」と
言っていただけたときです。

正しいフォームを伝えることは、
もう特別なことではなくなりました。
それでもこの仕事が残るとすれば、
理由はここにあるのだと思います。

料金の内訳については
パーソナルトレーニングの料金相場で、
向き不向きについては
パーソナルが向いている人・そうでない人
それぞれ整理しています。

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